中山獣医科病院ブログ

2018年4月15日 日曜日

愛犬のツボを押してあげて

愛犬のストレス解消に!自宅で簡単、ツボ押しコミュニケーション

犬のツボ押しのポイント
犬のツボ押しは、指の腹を使って、深呼吸しながらゆっくりと押すようにするのがポイントです。ツボを押す力加減は犬の体格によって異なりますので、あらかじめ練習する必要があります。練習方法は、キッチンスケールを使います。指をまっすぐにしながらスケールを押して、どの程度の重みがかかるかを計りましょう。大きさ別の強さ(重さ)は、以下を参考にしてください。
・小型犬 200g~500g
・中型犬 500g~1kg
・大型犬 2kg~3kg
なお、ツボは犬の顔や様子をみながら行なってください。少し押す程度から徐々に力を強めていき、犬がうっとりと気持ちよさそうにしていれば、ちょうどよい強さです。なお、犬のツボは、人とほとんど同じ位置にあるので、飼い主さんも自身で体験し、感覚を味わってから取り組むと良いでしょう。
犬のツボ押しの注意ポイント
ツボ押しする際には、以下の項目を守るようにしてください。
・皮膚病や湿疹、腫瘍や傷、炎症など、犬が痛がるような、患部のツボ押しは避けましょう。
・飼い主さんの時計やアクセサリーなどは外してください。なお、長いツメは切っておき、愛犬の皮膚を傷つけないようにしましょう。
・愛犬が嫌がったら、すぐにやめてください。
・頭頂部の頭蓋骨のつなぎ目にあるツボの「大泉門」は、生後まもなくは開いていて、成長とともに閉じていきます。しかし、チワワは成犬になっても開いたままの場合があるので、見つけても絶対に押さないでください。
こんなときに、こんなツボを押してみよう!
場面別におすすめのツボをご紹介します。愛犬とのコミュニケーションにもなりますので、習慣づけるのも良さそうですね。
朝起きたら「風池」を押す!
「風池(ふうち)」は、首の大きな筋の両外側と、両耳の後方左右2カ所にあるツボです。風池を押すときは、片手をあごを支えるように添えながら、もう一方の親指と人さし指の腹を使って、つまんで戻すを10~20回繰り返します。風池を押して肩の筋肉の緊張をほぐすことで、疲労感の緩和や、視力回復に期待できます。
散歩の前に「湧泉」を押す!
「湧泉(ゆうせん」は、後ろ足裏の、一番大きな肉球のすぐ下にあります。片手で大丈夫ですので、足先に向かって親指で押し上げるように、両足をそれぞれ6~10回刺激してください。湧泉を押すことで、気力や体力を高めて、体全体のパワーチャージにも繋がります。
散歩のあとは「肩井」と「搶風」を押す!
散歩のあとには、肩の関節前下方の左右のくぼみ2カ所にある「肩井(けんせい)」と、肩関節のわき、肩井の外側2カ所にある「搶風(そうふう)」を押しましょう。犬の後ろ側から人さし指を肩井に、親指を搶風に当てて、肩もみをするように1~2分程度揉んでください。前腕や上腕の筋肉のコリや、張りをほぐす効果が期待できるので、散歩のあとの疲労解消におすすめです。位置をきちんと把握して、正しい押し方をマスターすれば、ツボ押しマッサージは、自宅でも簡単にできます。愛犬とのスキンシップにもつながるので、毎日のルーティーンに組み込むのも良さそうですね。ツボ押しマッサージを通して、愛犬の健康維持にくわえて、良好な関係も構築していきましょう。

出典/「いぬのきもち」2017年2月号『別冊ツボマッサージ』」(監修:かまくらげんき動物病院 獣医師 石野孝先生)
文/onishi

投稿者 中山獣医科病院

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