中山獣医科病院ブログ

2017年2月 5日 日曜日

奈良公園の芝が綺麗な訳

 奈良公園の芝は鹿が食べていて芝刈りしたように綺麗です。
奈良公園の芝は、ノシバという種類で、1200年以上かけて小型化しました。
また、通常の発芽率は、10%のところ、奈良公園の芝は、発芽率40-50%で、
鹿に食い荒らされて自身が絶滅しないように1200年以上かけて進化したとの研究報告があります。
前回のブログで書いたように、食糞性のコガネムシが土に穴を掘って鹿の糞を取り込むので土の通気性が良く芝の生育の役に立っているのです。
奈良公園の面積502haのノシバをゴルフ場のように芝刈り業者に頼むと、年間約100億円必要との試算もあります。
また、公園内の樹木の下枝は鹿が届く範囲を食べてしまうので見通しが良くなっています。
これをディアーラインと呼びます。オーストラリアでは、カンガルーラインがあります。
このことも、芝に十分な日光があたり芝にとって都合が良いのです。


 






投稿者 中山獣医科病院

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