中山獣医科病院ブログ

2017年1月30日 月曜日

奈良公園の鹿の糞(フン)は誰が掃除してるの?

それは、コガネムシです。フン虫、フンころがしと言われる食糞性コガネムシです。
食糞性コガネムシの中で世界的に有名なのは、エジプトのスカラベ(甲虫、黄金虫)。獣の糞を球状にして転がし地中に埋め、食し、産卵する。
古代エジプト人が太陽神の象徴として神聖視した。再生、復活、創造のシンボルとした。金や宝石でスカラベを模して身に着ける装飾品や置物を作った。

日本には、約150種類の食糞性コガネムシが生息する。スカラベは分布しない。
奈良公園には、約50種類の食糞性コガネムシが生息する。大きさは、数ミリから2センチ位。このことは非常に多種類でめずらしいこと。
食糞性コガネムシが地面に穴を掘って糞を穴に引き込み産卵するため、芝の生えている地面の通気性が保たれて芝の生育に都合が良い。
また、肥料を撒かなくても土が肥える。ハエの蛆(ウジ)も食べてしまうので、公園にはほとんどハエはいない。気付いましたか?

奈良公園の鹿の糞は、1年間400トンを超す(1200頭として)。
1頭、1日あたり700~1000gの糞を排泄する。私(会長)の友人の谷幸三氏が調査した。


  


投稿者 中山獣医科病院

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